大注目の「ディズニー新アトラクション」をアナ雪マニアが徹底予想&妄想!海外版とどう変わる?

フローズン・エバー・アフター|香港ディズニーランド ©Disney

東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」内の新アトラクション「アナとエルサのフローズンジャーニー」。

「フロリダ、香港版とどう違う?」「日本オリジナル要素はどうなる? 」などなど、2024年春のオープンが待ちきれないアナ雪オタクが、アトラクション内容を考察&妄想。

フロリダ版のアナ雪アトラクション「フローズン・エバー・アフター」の乗車レポもたっぷりでお届けします。

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日本のパークに『アナと雪の女王』エリアがついにオープン!

2024年春にオープンを控えた、東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」。

パーク一体型の「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」、「ラプンツェルの森」に「ピーターパンのネバーランド」、そしてアレンデール国民待望の「フローズンキングダム」で構成される、史上最大規模のパーク拡張事業です。

香港ディズニーランドの「ワールド・オブ・フローズン」に引き続き、日本でも『アナと雪の女王』の世界が体験できるとあって、アナ雪強火オタクの筆者は、もう毎日ソワソワ。

エルサやアナが暮らすアレンデール王国に、一市民の我々が実際に足を踏み入れることができるように、もうすぐなるんですよ…。

ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーの「カーズランド」や、「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」もそうですが、"大好きな作品の中に実際に入り込んで、その世界線に自分が存在している"って、もう言葉では言い表せない経験。

「フローズンキングダム」では、一体どんな体験が待っているのかと、期待に胸躍らせる毎日を過ごしています。

何がオープンするの?

オタクとして、新エリアが"いつの世界線か"というのは、非常に大事なポイント。

「フローズンキングダム」は、エルサが己の魔法の力を受け入れ、映画『アナと雪の女王』の幕が閉じたあとの、幸せな世界を再現したエリアとなっています。ハピネス!!

アレンデールのお城や街並み、ノースマウンテンにエルサが造り上げた美しい氷の城も、しっかり再現。

カウンターサービスのレストラン「アレンデール・ロイヤルバンケット」や、オーケンが経営する「オーケンのオーケーフード」など、フード店舗もオープンします。

そして目玉はなんと言っても、日本初の『アナと雪の女王』テーマのアトラクションである、「アナとエルサのフローズンジャーニー」!!

映画のストーリーを辿って行く、ボートタイプのアトラクションとなっており、「真実の愛」が凍った心を溶かす、壮大かつ心温まる姉妹の物語を、映画の名曲とともに楽しむことができます。

アトラクション内容は、詳細には明かされていませんが、アメリカのディズニーイベント「D23 Expo 2022」での情報や、フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのEPCOTにオープン済みの「フローズン・エバー・アフター」などから、アナ雪オタクが妄想。

「フローズン・エバー・アフター」乗車レポも交えながら、期待を膨らませて行きたいと思います。

ヌルヌル動くアニマトロニクスに驚愕!

フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのEPCOTにある「フローズン・エバー・アフター」も、ボートに乗って映画のストーリーを巡る、水流タイプのアトラクション。

ゴンドラ型の大きめボートに乗り込み、ゆっくりと『アナと雪の女王』の映画の世界へと進んで行きます。

最初に登場するのは、ヌルッヌル動くオラフとスヴェンの、オーディオアニマトロニクス。

オラフの動きが本物以上過ぎて、今のオーディオアニマトロニクス技術ってこんな事になってるんだ…と、驚愕しました。

歌い踊りながらゲストを迎えてくれるのですが、体の動きも腕の動きも表情も何もかも完璧で、「オラフって生きて存在してんの?! 」と錯覚するほど。

姉妹の物語をトロールの子どもたちに聴かせる、パビーの横を通り過ぎると、『アナと雪の女王』オープニング曲「ヴェリィ」に乗せ、氷の結晶が舞う映像と、頭上に見える氷の城が現れます。

アトラクションのド頭でなく、ここで「ヴェリィ」を使うのか! と、目からウロコ。

氷の城をくぐると「生まれてはじめて」が聞こえてきて、氷の上でスケートをする楽しそうなオラフと、冬衣装のアナ&クリストフが。

オラフだけでなく、全員のオーディオアニマトロニクス技術が本当に凄まじい…。

そしていよいよ、"あの"名シーンが登場します。

技術が凄すぎる…美しい所作のエルサが登場

氷の結晶アートの扉が開くと、一面に広がるのは、美しい氷の城。

その中央には、名曲「レット・イット・ゴー」を歌いながら、美しい氷の魔法をかける、エルサの姿が。

このエルサのアニマトロニクス技術がとんでもなくて、一瞬、「実写の人間が実際にエルサの格好で立ってる…? 」と思ってしまいました。

「レット・イット・ゴー」では、魔法を出すたびにしなやかに動く、美しい腕や手の動きも見どころですが、その動きを完璧に再現。

指の先の先までコントロールされた、フィギュアスケート選手ばりの美しい動きに、もうくぎ付け。

え、もう1回確認するけど、中に人が入ってるんじゃなくて、アニマトロニクスなんだよね…?

周りの壁には、映像で氷の魔法が映し出され、音楽ともエルサの動きとも完璧にマッチ。

大迫力の「レット・イット・ゴー」シーンに、拍手喝采でした。

まさにサプライズ!

フローズン・エバー・アフター|ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート ©Disney

エルサの美しい魔法に酔いしれ、マシュマロウやスノーギース、美しくそびえるアレンデール城を通り過ぎると、最後に楽しそうなオラフと、エルサ&アナのアニマトロニクスが。

この衣装が何と、『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』の時のもので、思わず叫びました。可愛すぎる!

『アナと雪の女王』の幸せな物語の続きを、サプライズ的に見せてくれて、もう感無量ですよ。

3人で楽しそうに夏を楽しむ姿に、思わず涙がこぼれます。永遠に幸あれ…!

日本版の内容は?

フローズン・エバー・アフター|ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート

「アナとエルサのフローズンジャーニー」の公式リリース文では、ボートライドである事に加え、

「真実の愛が凍った心を溶かす、壮大かつ心温まる姉妹の物語を、映画の名曲とともに楽しむことができる」

と説明されており、『アナと雪の女王』のストーリーを追う内容であることは、ほぼ間違いなさそう。

これだけ見ると、フロリダや香港の「フローズン・エバー・アフター」と一緒では…? と思ってしまいますが、東京ディズニーシーオリジナルのアトラクションであることが、イマジニアより明言されています。

オタクによる考察&妄想

まずは、アメリカのディズニーイベント「D23 Expo 2022」での情報より考察。

オーソドックスな16人乗りボートの模型と、アトラクションのポスター、そして日本語で「レット・イット・ゴー」を歌う、エルサのアニマトロニクス映像が公開されています。

「フローズン・エバー・アフター」にはない要素かな…?と考察できるのが、ポスターに描かれたキャラクター。

アナ&エルサ、クリストフやオラフら仲間たちに加え、右側にウェーゼルトン公爵とハンスの姿が。

この2人がアニマトロニクスで登場するとなれば、日本だけのオリジナル要素となります。

フロリダ版は2016年、香港版は2023年11月で、2024年春オープンである日本版は、現時点で最新のアトラクション。

日々凄まじい進化を遂げているオーディオアニマトロニクス技術により、もう一段階進化した、最新のエルサやアナ、オラフに会えるかもしれません。

キューラインに期待!

フローズン・エバー・アフター|ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート

各国の「ソアリン」に乗ってみて特に感じたことですが、日本のアトラクションは、バックグラウンドストーリーと、キューライン(待ち列)の作り込みが凄い!

日本と同じアトラクションでも、海外パークのものは結構、キューラインがサラッと簡素なものが多い気がします。

アトラクションに並んでいるところから、しっかり作り込まれた世界観、そして技術の高さと造形の細かさは、日本版のアトラクションに、特に期待してしまうところ。

また、EPCOTのノルウェー館にあるグリーティング施設「ロイヤル・サマーハウス」を訪れた際、ファンならグッと来てしまう仕掛けや小ネタが盛りだくさんで、大興奮した思い出が。

幼少期のアナが、1人で寂しく遊んでいた人形が置いてあったり、まだ国王夫妻が存命の頃、家族4人で過ごした夏の楽しい思い出が、絵画で飾られていたり…

このあたりがどこまで日本版に落とし込まれるかも、わくわくするポイントです。

"サプライズ"にも期待!

フローズン・エバー・アフター|香港ディズニーランド(HKDL) ©Disney

フロリダ及び香港の「フローズン・エバー・アフター」では、ラストに『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』衣装の2人が登場しますが、もし日本版が、他のバージョンだったら。

『アナと雪の女王/家族の思い出』のクリスマス衣装や、それこそ『アナと雪の女王2』の、精霊エルサと女王アナに、アニマトロニクスで会えたとしたら…!

これはもう、完全に日本だけのオリジナル要素であり、アレンデール王国民である、我々の大勝利が確定してしまいますよね。

『アナと雪の女王』の先の幸せな物語を、短編や続編を通してたっぷり描いてくれているからこそ、期待に胸が高鳴ってしまいます。

また、フロリダ版「フローズン・エバー・アフター」は、元からあった「メイルストロム」を改装して、作られたアトラクション。

ライドの動きや基本的な構成は変わらず、そこに『アナと雪の女王』要素を乗せたような印象でした。

日本版の「アナとエルサのフローズンジャーニー」は、新テーマポートと共に、一から作られた、全くの新しいアトラクション。

動きや建物の造りの制約などはもちろんなく、イマジニアが自由に『アナと雪の女王』の世界を表現する事ができます。

これだけでも充分、"東京ディズニーシーのオリジナルのアトラクション"と言えますよね。

一体我々をどんな旅に連れて行ってくれるのか、どんな新しい体験ができるのか。

2024春のオープンまで、期待に打ち震えながら、楽しみに待ちましょう!

(ウレぴあ総研 ディズニー特集/ いの)

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