過去10年で最早「インフルエンザ注意報」 溶連菌感染症も早期流行か【長野】

コロナ禍を経て、感染症の傾向に変化が見られます。「インフルエンザ注意報」が県内では過去10年で最も早く発表されました。他に、溶連菌感染症も例年より早く流行しているようです。

とにかく色々な物を手で触るのが子どもたちです。長野市の「栗田こども園」ー。

「ゴシゴシお願いします」

おやつの時間など飲食の前に欠かせないのが… 手洗いです。手の平も、手の甲も、指の間も、とにかく入念に。

「手、綺麗な人~」
「はーい」

念には念を。消毒も忘れずに。手指はアルコールで、机などの備品は次亜塩素酸でー。コロナ禍を経て徹底されるようになったこうした習慣のおかげでしょうか。こちらの子ども園では今シーズン、まだインフルエンザにかかった子どもはいないそうです。しかし、県全体では、25日「インフルエンザ注意報」が過去10年で最も早く発表されました。

■栗田こども園・岡村裕美さん
「園で流行りだす危機感はあるので、消毒の濃度を増やして(高めて)みたり、消毒の場所を増やしたり、対策しなければいけないと思っている」

長野市の小児科「竹内こども医院」では…

■竹内こども医院・竹内則夫院長
「(今季は)9月初めから出始めて、週に大体7~8人コンスタントにずっと続いている感じ。例年は11月下旬~12月からポツリポツリ出てくるので、かなり早い」
「(新型)コロナによってインフルエンザがしばらく流行っていなかったので、長く続く可能性がある」

県などは、早めのワクチン接種を呼び掛けています。

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