今さら聞けないドラフト会議の仕組み 知っておきたい数字とは…

注目のドラフト会議についてルールをみなさんと勉強しておこうと思います。ドラフト前に知っておきたい数字―。

ドラフト指名順(ウェーバー方式)

石田充アナウンサー
ウエーバー方式という制度がドラフトでは導入されているんです。1位指名は、重複した場合はくじなんですが、2位以下はまずはセ・リーグの順位が悪かった方から6位・5位といって、カープの2位は総合で21番目の選手が獲得できると。さらに折り返して、今度は3位は成績がよかったチームからということになるので、28番目の選手の交渉権を得ることができるということなんです。なのでシーズンの成績がよければ、ドラフトはちょっと2位は指名が遅くなるということになっているんです。

何人指名するのか?

カープはことし、どれぐらい指名するのか。過去5年間の数字を見てみますと、最近はけっこう多いんです。

平均6.6人(直近5年) 2018年 7人 2019年 6人 2020年 6人 2021年 7人 2022年 7人

7人から6人指名をしてきたということもありますが、たくさん取ればいいというわけでもないんです。1軍の支配下選手というのは、1球団で最大70人と決まっています。シーズン終了後、カープは68人だったんですが、その後、引退や戦力外があって、現状、外国人入れて64人ということになっているんです。ですので、この70から聞くと、6枠しかない。

支配下選手枠 最大70人(育成選手を除く) 68人(今季終了時)ー4人(引退・戦力外)=64人 空いている支配下選手枠は 6人 去年はドラフト前に2人・ドラフト後に6人の計8人に戦力外通告

ただ、去年は7人指名した後に6人、戦力外がありました。指名する選手の人数によって、その後、首脳陣はいろいろ選手の構成を考えるということになるんです。ことし、どれぐらいの選手を何人取るのかというのもいろいろ想像しながら見ていただきたいと思います。

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