名門リヨンに90年代を“完コピ”の復刻レトロユニフォームが登場!「ギザギザ」が懐かしすぎる

最近の欧米サッカー界ではちょっとした80年代・90年代ブームが起きている。

主要クラブではユニフォームに過去のデザインを取り入れることも珍しくない。また、当時のデザインそのままに復刻版をリリースするケースも増えてきた。

今回ご紹介するオリンピック・リヨンのユニフォームも90年代の完璧な復刻版だ。

Olympique Lyonnais 1995-96 adidas Home Remake

オリンピック・リヨン adidas 1995-96 ホーム 復刻版ユニフォーム

2023年に突如復活した90年代デザインのユニフォーム。左胸の「OL」エンブレムも懐かしい。メーカーはadidasとご紹介しているが、正確には「adidas Originals」とのコラボレーションとなる。

当時の胸スポンサー「Aoste」はフランスの食品企業。なお、このシーズンは他にもいくつかの企業ロゴを付けていた。

シャツ全体に透かしでadidasロゴと斜めストライプをデザイン。当時のユニフォームそのままの“完コピ”だ。

今回のモチーフとなったユニフォームを着た1995-96シーズンは、チームにとっては特別良い成績を残したというわけではない。あくまで90年代のadidasを象徴するアイコニックなギザギザ・デザインの復刻自体が目的と思われる。

今回のギザギザ・デザインは、ドイツ代表が1994年アメリカW杯で着用したユニフォームによって有名になったとも言えるもの。最近ではアルゼンチンの強豪リーベル・プレートが、このデザインを現代版にブラッシュアップしたアウェイユニフォームを発表したばかりだ。

ファッションでもレトロブームということもあり、最近のadidas(とadidas Originals)はサッカーでも90年代デザインの復活・復刻に力を入れている。

アーセナルのユニフォームでは、当時は決して人気があったとはいえない80年代の緑ユニを今季のサードユニフォームに取り入れて話題に。また、マンチェスター・ユナイテッドもadidas Originalsが90年代ユニフォームの復刻版を発表して、こちらも好評を博した。

リヨンの復刻版もそうした流れの中の一つなのだろう。

今回はユニフォームの復刻だけではなく、このような90年代テイストのトラックトップも登場。ほかにもトラックパンツやスウェットなど複数アイテムを「レトロコレクション」と題してリリースしている。

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選手が着用した姿を見ると、確かに街着として使いたくなるようなデザインだ。

95-96復刻版ユニフォームやレトロトラックトップなど、リヨンの「レトロコレクション」はクラブ公式オンラインストアや海外のadidasオンラインストアで販売中。

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