東農大ボクシング部監督解任 違法薬物問題などで

 違法薬物に関わり4人の部員が逮捕された東農大ボクシング部の監督が9月上旬に解任されていたことが26日、大学への取材で分かった。部の無期限活動停止中に、大学に無断で部員の試合のセコンドを務めたことが判明。監督は薬物問題を受けて辞任届を提出していたが、大学はセコンドについたこともふまえ、解任が妥当と判断した。

 部員個人の活動は認められているが、監督の指導は禁じられていた。大学のガバナンスも問われ、広報担当者は「(セコンドについたことは)知らなかったでは済まされない案件だと思う。日本連盟には報告した」と話した。4人の部員は既に退学した。

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