白鴎足利高出の大山、ソフトバンク6位指名 ドラフト会議 栃木GB尾田、中日から育成3位指名

ソフトバンクから6位指名を受け、笑顔を見せる東日本国際大の大山(中央)と、父栄幸さん(左)、妹の大高葵さん=福島県いわき市の東日本国際大

 プロ野球のドラフト会議が26日、東京都内で開かれ、栃木県勢は下野市出身の投手大山凌(おおやまりょう)(21)=白鴎足利高出、東日本国際大=がソフトバンクから6位指名を受けた。このほか白鴎大の外野手福島圭音(ふくしまけいん)(22)が阪神の育成2位、栃木ゴールデンブレーブスの外野手尾田剛樹(おだごうき)(23)は中日の育成3位で指名された。

 ソフトバンクから6位指名された白鴎大足利高出の大山凌(おおやまりょう)投手(東日本国際大)は「やっとスタートラインに立てた。もっと努力してはい上がる」と先を見据えた。

 180センチ、80キロの本格派右腕。同高では甲子園出場を果たせなかったが、東日本国際大では昨年の全日本選手権で強打者と渡り合い、その自信がプロへの意識を芽生えさせた。直球は最速154キロを誇り、カーブやスライダーなど6種類の変化球を操る。

 指名後の記者会見で憧れの投手を問われ、チームOBで現役時代には沢村賞などのタイトルを獲得した斉藤和巳(さいとうかずみ)を挙げた。マウンドでの存在感の大きさに魅了されたという。

 「チームは常勝軍団のイメージ。家族や栃木で支えてくれた人たちに恩返ししたい」と語り、期待に胸を膨らませた。

記者会見で喜びを語る東日本国際大の大山=福島県いわき市の東日本国際大
ソフトバンクから6位指名を受け、仲間から胴上げされる大山(中央)=26日午後、福島県いわき市の東日本国際大

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