維新・馬場代表 代表質問で「改革・改革・改革・改革」 四唱の意図は「日本シリーズ優勝」熱狂的虎党

日本維新の会の馬場伸幸代表(58)が25日、衆院本会議での代表質問で、政府が取りまとめる経済対策について「総理による『経済・経済・経済』という連呼が話題になり、それに対するある与党の党首は『給付・給付・給付』と呼応しましたが、残念ながらどちらもバラマキに偏っている点では同じです」と、所信表明演説での岸田文雄首相(66)と代表質問での立憲民主党泉健太代表(49)の三唱を引き合いに出して批判した。

馬場氏は「あえて言わせていただくのであれば、いま必要なのは『改革・改革・改革・改革』であります」と、改革を四唱。「必要なのは、惰性化した自民党流の無駄遣いを一掃すること。つまり『異次元の歳出改革』を断行することと考えます」として岸田首相に迫った。

代表質問後、記者団から「改革」を四唱した意図を問われた馬場氏は「〝四唱〟すれば日本シリーズ優勝しますからね。日本を制する、そういうことです」と述べ、先に4勝したチームが日本一となる日本シリーズにひっかけ笑いを誘った。

阪神-オリックスの〝関西ダービー〟になった日本シリーズ。「どちらの4勝を想定している?」との質問に、馬場氏は「政治家はあんまり野球の個別チームの評価をするべきではないと先輩に教えられてますので…。関西ダービーに決まりましたから。今回、1000億円程度の経済効果があると言われてますので、勝負は時の運ですからどちらに勝っていただいても結構ですけど…」と前置きしながらも「私はタテジマが好きです」とポロリ。熱狂的虎党の顔をのぞかせた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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