サポーターの相手GKへの爆竹投擲事件のモンペリエvsクレルモンは無観客でのフルマッチ再試合…モンペリエに勝ち点剝奪処分

[写真:Getty Images]

ホームサポーターによる相手GKに対する爆竹投擲事件が発生したモンペリエが、勝ち点剥奪の処分を科された。

今回の事件は、今月8日に行われたリーグ・アン第8節のモンペリエvsクレルモンで発生。4-2のリードの状況で後半アディショナルタイムを迎えたモンペリエだったが、ゴール裏のサポーターがピッチにいたクレルモンのセネガル代表GKモリー・ディアウを目掛けて爆竹を投擲した。

ディアウの足元で爆竹が爆発すると、ショックを受けた同選手は失神してしまい、担架でピッチを後に。幸いにもすぐさま意識を取り戻したが、プレー続行できる状態ではないとの判断や安全面を考慮し、試合は中止となっていた。

その後、愚行を働いたサポーターはすぐさま特定されて逮捕されたが、フランス・プロリーグ機構(LFP)の規律委員会は今回の一件を捜査していた。
25日に発表された裁定では、主催クラブであるモンペリエに対して、執行猶予1ポイントを含む勝ち点2ポイントの剥奪処分が下された。

前述の試合の扱いに関してはクレルモンの不戦勝ではなく、無観客でのフルマッチでの再試合になるとのことだ。さらに、モンペリエは今後2試合のホームゲームでゴール裏スタンドの閉鎖を言い渡された。

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