フランス代表のレジェンドが、パリ・サンジェルマン(PSG)のU-21フランス代表MFウォーレン・ザイール＝エメリを絶賛した。
ザイール＝エメリは、25日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のミラン戦に先発出場。FWキリアン・ムバッペの先制点、FWイ・ガンインの3点目をアシストするなど圧巻のパフォーマンスを披露。3-0の勝利に貢献した17歳は、名だたる名手を抑えて同試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出された。
フランス代表のレジェンドであるティエリ・アンリ氏は、『CBS Sports Golazo』でその末恐ろしい逸材MFを絶賛している。
「ウォーレン・ザイール＝エメリのプレーぶりを見れば、わずか17歳でショーを指揮するのは普通のことに思える。(大敗した前節の)セント・ジェームス・パークで自分の立場を堅持したのは彼だけだった。彼は素晴らしかった」
「可能性は無限大だ。あれほど若いプレーヤーがこれほど成熟しているのを見たことがない。通常、違いを生み出すフォワードとしてプレーする若手プレーヤーはいる。しかし、PSGのようなチームの中盤でプレーする場合、再調整が必要だ。これほど若いプレーヤーがそのポジションにいるのを見るのは珍しいことだ」
また、先日にU-21フランス代表の新指揮官に就任したアンリ氏は、飛び級での参戦となっているザイール＝エメリをエスポワールのキャプテンに指名。その決断の理由については、より重圧、責任を感じるなかでの同選手の振る舞いを確認したかったと説明している。
「その先にあるものを見たかったから、彼に腕章を渡した。彼がフィジカル的に強いこと、走れること、パスが見えること、カウンターを止めることができることを私はすでに知っている」
「だから、彼が会話でプレーヤーを止めることもできるかどうか知りたい。彼がチームを指揮して話せるかどうかを知るために、私は彼に腕章を渡した。彼の資質を確かめる上での方法だった。彼はそれができるはずだ。この若者には限界がないからだ」
なお、アンリ氏が絶賛する無限大の可能性を持つ若武者には、A代表を率いるディディエ・デシャン監督も興味深いタレントと動向を注視しており、今後の活躍次第ではユーロ2024の切符を掴む可能性も十分にあるはずだ。
