阪神、オリックスVパレード 三宮・東遊園地前からメリケンパークへ 最大30万人見込み コース決まる

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 11月23日に神戸市と大阪市で行うプロ野球阪神タイガースとオリックス・バファローズの優勝パレードについて、実行委員会事務局の兵庫県と大阪府は27日、両会場のコースとスケジュールを発表した。神戸・三宮をスタートする兵庫会場は午前11時に阪神が、午後2時にオリックスが登場。子どもや車いす利用者らが観覧しやすい「ハートフルスペース」も用意する。

 兵庫会場では、神戸市中央区の東遊園地前で両球団がそれぞれオープニングセレモニーを行い、フラワーロードを北上。神戸国際会館前の交差点で西へ折れ、大丸神戸店前のスクランブル交差点まで進んだ後、メリケンパークまで南下する。同パークには、小さな子どもと保護者、体の不自由な人らが優先的に観覧できるエリアを設ける方針。

 今回のコースは2003年の阪神優勝パレードと反対方向に進み、人の密集を避けるため距離は0.7キロ延長して約2キロとする。選手らはパレード車に乗って1時間ほどかけて移動する。国道2号周辺は安全のため観覧できないようにする。

 最大の人出は前回の25万人を上回る30万人以上を見込む。開催事業費は5億円で、クラウドファンディングや企業協賛金を募っている。概要を発表した兵庫県の斎藤元彦知事は「パレードで両チームをたたえ、関西全体で喜びを分かち合いたい」と話した。

 大阪会場は御堂筋周辺で、午前11時からオリックス、午後2時から阪神がパレードする。(金 慶順)

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