ビヨンセ、【ルネッサンス・ツアー】のコンサート映画をロンドンとロサンゼルスでプレミア上映

米ザ・ハリウッド・レポーターによると、ビヨンセが、現地時間11月25日に米ロサンゼルスで、11月30日に英ロンドンで、自身のコンサート映画『ルネッサンス:ア・フィルム・バイ・ビヨンセ』をプレミア上映する。本作の初上映は、配給会社である米AMCエンターテインメントとビヨンセの事務所、米パークウッド・エンターテインメントが12月1日に世界中で公開する数日前に行われる。

このドキュメンタリーは、ビヨンセにとって最高興行収入を記録したツアーを追ったもので、彼女が自ら共同監督を務め、脚本とエグゼクティブ・プロデューサーも担当した。本作のチケットは、アフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、南米、カリブ海諸国を含む海外地域では11月9日に発売される予定で、アメリカ、カナダ、メキシコでは現在発売中だ。

「(本作は)スウェーデン・ストックホルムで開幕した【ルネッサンス・ワールド・ツアー】の始まりから、米ミズーリ州カンザス・シティでのフィナーレまでの道のりを引き立たせている。それは、制作のあらゆる面に対するビヨンセの決意、努力、関与と、クリエイティブなマインドについてのものであり、彼女のレガシーとなり、才能を極めるためのものだ。異例の大絶賛を受けた【ルネッサンス・ワールド・ツアー】は、自由のための聖域を作り出し、270万人以上のファンと共に喜びを分かち合った」と本作の説明文が記している。

アメリカとヨーロッパでのプレミア上映の会場はまだ公開されていないが、英ロンドンのプレミア用に配られた招待状には「正式で豪華」というドレスコードが記載されている。一方、米ロサンゼルスのプレミア上映のドレスコードは「心地よくて(cozy)豪華」で、アルバム『ルネッサンス』に収録されている「コージー」という曲にちなんでいるようだ。

「パフォーマンスしている時、私は自由しか感じていません」と、ビヨンセは映画の2分間の予告編のナレーションで語っている。予告編には、ピースサインを振りながらステージに向かうビヨンセの姿や、バックダンサーを務めた長女のブルー・アイヴィー・カーターとのリハーサルを含む子供たちと公演前にストレッチする姿、楽屋でカクテルを飲んでいる姿が捉えられている。夫のジェイ・Zもカメオ出演しており、夫婦の双子であるルミとサーも登場する映像の中で、観客席から拳を突き上げて微笑んでいる。

上映時間2時間30分、まだレーティングされていないの本作は、ビヨンセによる最新コンサート映画となる。ほかには、2018年の【コーチェラ】でのヘッドライン・パフォーマンス記録した2019年のNetflixドキュメント『ホームカミング』、2013年のライブ・パフォーマンスとビデオ日記のハイブリッド・プロジェクトであるHBO映画『ライフ・イズ・バット・ア・ドリーム』、および2009年の『アイ・アム… ユアーズ:アン・インティメート・パフォーマンス・アット・ウィン・ラスベガス』が挙げられる。

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