イスラエル、遺体の安置所公開 軍など身元確認進める

 【ラムラ共同】イスラム組織ハマスによる7日の奇襲攻撃で犠牲となったイスラエル人らの身元確認を進める軍や警察の合同チームは26日、同国中部ラムラ郊外の軍基地に設置された遺体安置所を報道陣に公開した。

 イスラエル側の死者は1400人以上で、これまでに808体の身元が確認された。ハマスの攻撃を受けたイスラエル南部の集落やその周辺では現在も遺体が見つかり、基地に運ばれているという。

 基地には数十台のコンテナがあり、バッグに入った遺体が数多く安置されている。警察の担当者は腕や足を縛られた女性の遺体や黒焦げになった遺体が運ばれてきたと説明。「損傷が激しくDNAを採取できない場合もある」と話した。

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