秋の味覚どっさり「九頭竜紅葉まつり」10月28日開幕 福井県大野市、近隣市町からも出店

色づき始めた木々と奥越の食を楽しむ来場者でにぎわった昨年の九頭竜紅葉まつり=2022年10月29日、大野市角野の九頭竜国民休養地

 奥越の秋の実りを楽しむ「第44回九頭竜紅葉まつり」は10月28、29日、福井県大野市角野の九頭竜国民休養地で開かれる。秋色に染まり始める山々に囲まれながら、地元や近隣市町の旬の味覚を堪能できる。

 飲食・物販ブースなどが並ぶ「紅葉市場」には市内外や大野市と交流のある県内外3市から出店。手打ちそば、まいたけ弁当、里芋コロッケ、ステーキ丼などが軒を連ねる。収穫したてのサトイモ、まいたけなどの農産物や日本酒、木製品などの物販、プリン、生どら焼きといった銘菓の販売もある。交流市場では、愛知県岩倉市から名古屋コーチンの鉄板焼き、越前市や鯖江市からは綿菓子、山ウニたこ焼きなどの出品がある。

 毎年大人気の「ふるまい大鍋」は、特産のサトイモや九頭竜まいたけなどがふんだんに入った豚汁(1杯200円)を両日、用意する。焼きそば、唐揚げなどのキッチンカーも並ぶ。29日は和泉中生徒が焼き芋を販売する。

 笛作り体験や流木の無償配布のほか、九頭竜ダム長野発電所の見学ツアー、ビンゴ、ゲーム大会など催しがめじろ押しとなっている。ステージ発表では大道芸、落語、大正琴演奏、チアダンスなどで盛り上げる。29日は和泉小児童による太鼓演奏がある。

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 まつりは午前9時~午後4時。両日ともJR越美北線の臨時列車が運行し、28日午後5時には中部縦貫自動車道大野油坂道路の勝原インターチェンジ(IC)-九頭竜ICが開通する。JR九頭竜湖駅や和泉グラウンドと会場を結ぶ無料シャトルバスを運行する。問い合わせは、まつり実行委(市観光交流課)=電話0779(66)1111。

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