ハリウッド人気脚本家兼監督 イスラエル・ハマス戦争への声明を巡り所属事務所を乗り換え

『シカゴ7裁判』などで知られる脚本家兼監督のアーロン・ソーキン(62)が、エージェントが投稿したイスラエル・ハマス戦争に関する声明を巡り、タレント事務所CAAを去った。今月7日に起こったイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃で始まった戦争で、これまでにイスラエルでは1400人以上の犠牲者が出ているが、ソーキンは、同事務所のマハ・ダヒルがパレスチナを支持するアカウントからの声明を再投稿したことは「ただ間違っている」と、所属事務所を変えた理由を説明している。

「マハは反ユダヤ主義者ではなく、ただ彼女は間違っているだけだ。彼女は素晴らしいエージェントであり、過去6年間で私達が共に手掛けた仕事を非常に誇りに思っている。WMEに戻ることにわくわくしている」とソーキンは話している。

トム・クルーズやナタリー・ポートマンなどを担当するダヒルは、イスラエル批判の投稿をした後、同事務所の役員から去り、管理職を手放したものの、クライアントとのコラボレーションは続けて行くという。

ダヒルは、イスラエル政府が220万人が住むガザ地区への空爆を続け、水供給を止めたことに対し、「パレスチナ解放」というアカウントへの投稿で、「現在あなたは誰が大量虐殺を支持するか知ろうとしているところ」「それが私が言いたいこと」と綴っていた。また18日の2番目の投稿では、「大量虐殺を目撃すること以上に悲痛なことはある?大量虐殺が起こっていることを否定しているのを目にしている」と続けていた。

この投稿に対し、批判を受けたダヒルは、その後バラエティを通し、「私のインスタグラム・ストーリーに人を傷つける言葉を使った再投稿をしたことは間違いでした」と謝罪していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社