「指導者が背中を見せる」剣道愛媛県勢の活躍期待 “ねんりんピック”いよいよ開幕へ

「ねんりんピック」交流大会では愛媛勢の活躍にも期待です。

3チームが出場、82歳の選手も控える剣道の選手団も燃えています。

9月24日に県武道館で行われた、交流大会を兼ねたねんりんピックのリハーサルでは、大会の出場予定者をはじめ県内各地の剣士が日ごろの研さんの成果を競いました。

60歳以上の人たちを中心としたスポーツと文化の祭典ねんりんピック、開催地・愛媛の剣道選手団はA、B、Cの3チーム、21人で編成され、平均年齢は66.75歳、最高齢は82歳ということですが…素早い身のこなしに、鮮やかな竹刀さばき、すごい迫力です。

まさに「生涯現役」といったところでしょうか。

(Cチームから出場・河野吉昭さん)
「剣道を始めて…小学校の時、10歳の頃に始めたので、54年くらいになる」

一方、Cチームの中堅、河野吉昭さん64歳は、剣道一筋半世紀あまり。現在は地元・西予市で、子どもたちを指導しています。

(生徒)
「優しいところもあって、やる気があまり出なかったら『やる気もっと出していこう』と言われる」

(生徒)
「気合いが入っていなかったら、しっかり怒ってくれる先生」

生徒たちからも慕われている河野先生。ねんりんピックを通じ、日頃、指導していることを体現したいと語ります。

(Cチームから出場・河野吉昭さん)
「指導者が背中を見せないと、やはり口だけでは、子どもたちも納得できない、理解できないだろうと」

他の選手も燃えています。本番を2週間後に控えた今月15日の壮行会で、選手らに意気込みを聞きました。

(Aチームから出場・渡辺清文さん)
「勝ち負けに関しては、皆さん経験者なので…、けがをしないことですね、年齢も年齢なので(笑)」

(Cチームから出場・竹政康博さん)
「Cチーム雰囲気も良く、いい結果を期待している。優勝を狙って頑張る」

2022年、神奈川で行われたねんりんピックでは、ベスト8に進出した愛媛選手団。

地元開催の今年、更なる活躍に期待が高まります。

競技は29日から始まり、翌30日、全国の頂点が決まります。

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