原爆投下責任“棚上げ発言” 松井市長「議論をしなかった」と説明 広島市

広島市がアメリカの原爆投下責任議論を「棚上げする」と発言したことについて、広島市の松井市長は「議論をしていなかったことを説明したものだ」とあらためて理解を求めました。

松井一実市長「この期間議論しなかったとやらずに来ましたという説明をしただけです。それ以上でもそれ以下でもありません」

先月、広島市議会で平和公園とハワイのパールハーバー国立公園が締結した姉妹公園協定をめぐり、村上市民局長が「原爆投下の責任議論を現時点では棚上げにする」などと答弁しました。

広島市は「協定はアメリカの責任を不問・免罪にするためのものではない」と釈明し、発言は撤回しないとしていました。

広島市の松井市長はあらためて「アメリカの責任を免罪にする意味ではなく、協議の中で議論をしていなかったという意味での言葉遣いなので、答弁の意図を理解してほしい」としています。

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