朝ドラ・ヒロインの帰郷、どこか不穏な宴会シーンに「怖い…」

歌と踊りを愛するヒロイン・スズ子が成長し昭和の大スターになるまでを描く連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。10月27日に放送された第20回では、スズ子が両親の故郷・香川を訪れた際の宴会シーンが話題となっている。

食事をする治郎丸(石倉三郎)とスズ子(趣里) (C)NHK

スズ子(趣里)と六郎(黒崎煌代)は、両親の梅吉(柳葉敏郎)・ツヤ(水川あさみ)の故郷である香川を訪れる。ツヤの実家を訪れたスズ子は、祖母のトシ(三林京子)と再会し昔話に花を咲かせるが、六郎は自分たちが本当の姉弟かを確かめようとしていた。

2人は法事のため、近所の人たちが世話になっているという治郎丸(石倉三郎)の家を訪れる。治郎丸たちのただならぬ様子を察したスズ子が問い詰めると、スズ子はツヤと梅吉の子ではなく、治郎丸たちの息子・菊三郎の子であることが明かされるのだった。

事実を知ったスズ子が、「ワテやったん・・・」とショックを受けた様子で終わった今回の放送。法事後の宴会では、感極まった治郎丸が「初めて会う孫やけん」と叫び、妻・ミネ(湖条千秋)も「やっぱり菊三郎とそっくりじゃわ」と口を滑らせるシーンもあった。

親戚や治郎丸家の面々が、終始なにかを隠そうと不審な言動や行動をする様子も描かれ、SNSでは「一見穏やかな再会の中に何だか不穏な空気が」「サスペンスっぽいw」「このソワソワする危ういお酒の席・・・怖い・・・」など、事実が明らかになる前から不穏な雰囲気を感じ取っていた人も。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。10月30日放送の第21回では、自分の出生の秘密を知ったスズ子が、本当の実家へと向かう。土曜日はその週の振りかえり。

文/つちだ四郎

© 株式会社京阪神エルマガジン社