子どもの服装は?親子で「葬儀・法事」に参加するとき、知っておきたいこと

葬儀への参加というのは、突然やってくるものですよね。

乳幼児や幼児がいる場合、初めての葬儀や法事への参加はわからないことでいっぱいかもしれません。

近年はコロナにより満足な葬儀ができないことで、喪主や参列できなかった人からは、心残りや後悔を感じる、いわゆる“弔い不足”という現象が起きている状態です。

コロナもあることから、子連れで葬儀や法事に参加することを、ここ数年見送っていた人もいるでしょう。

そんな“弔い不足”の解消を目指すべく、弔い直しをテーマにした新サービス『私とみんなの法事サービス~リビング法事』を提供開始した、株式会社メモリアルアートの大野屋さんに、子どもと一緒に葬儀や法事に参加する際、最低限守っておきたいポイントを教えていたただきました。

子連れで葬儀や法事に参加するとき、ママ、パパの服装は?

葬儀の際、親族や招かれた側なら、男性なら黒スーツが基本。

白無地のワイシャツ、靴下やベルト、靴も黒。カフスボタンをつけるならこちらも黒で光らないものがよいですが、子連れだといつの間にか紛失していたりするのを防ぐため、避けた方がよいでしょう。

法事なら、黒に限らずダークスーツが基本。靴下は黒だけでなく、紺、グレーでも可。ワイシャツは葬儀と同じく白無地で、ネクタイも黒が基本です。

女性の場合、葬儀なら黒無地で光沢がないアンサンブル、ワンピース、ツーピースのいずれかがよいです。ブラウスを組み合わせる場合は、光沢があるものは避けましょう。

裾丈はやや長めがよく、靴はヒール低めが望ましいです。真珠などアクセサリーは極力控えた方がよいです。子連れということもあり、基本はなしにしましょう。

法事なら、黒に限らず地味なスーツやワンピースが基本。そして光沢がないものが良いです。

ちなみに法事のとき、一周忌から三周忌までは黒が無難です。七回忌を過ぎてからは、黒以外の地味色で良いと考えてもらえたらと思います。

子どもの服装はどうする?

子どもは通夜、葬儀、法事どれも小中高生なら制服を着用しましょう。制服がない場合は、紺や黒などの服装で、靴下は黒だけでなく白でもよいです。

小学生の場合は、制服がない場合、地味な色の外出着を着ましょう。

乳幼児の場合、柄や装飾の少ない、落ち着いた色味の服装が望ましいです。とはいえ、赤ちゃんなど小さいお子さんの場合、わざわざ法事のために服を用意しなくても、手持ちの服の中で落ち着いた色味やデザインのものを選べば大丈夫です。

親子で葬儀や法事に参加するとき、持っていくと助かるもの

通夜や葬儀、法事のとき、幼い子どもであればあるほど、じっとしていることは難しいもの。その時間は親にとってもストレスが溜まりやすいものです。

そこで、持っていくと助かるものは「音がでない絵本」!慣れ親しんだものでもよいし、事前に子どもと選んでおいて、持っていくのも良しです。

飲食物、特にお菓子で子どもの気を紛らわせる方法がありますが、会場によっては飲食禁止の場合もあるので、絵本が無難です。

また、会食がある場合は、食事セットを事前に準備して持っていきましょう。

親子で葬儀や法事に参加するとき、事前に確認しておきたいこと

子連れで葬儀や法事に参加する場合、子どもが想定外の行動を起こさないか親は緊張しますよね。

そこで、事前に施主様に「○歳の子どもを連れて行きます」と一言伝えておくと良いでしょう。

施主様に状況を知ってもらえていると、意外に緊張がやわらぎます。

他には、会場におむつ替えの場所や授乳できる場所があるかどうかも事前に知っておくと、当日慌てなくて済みますよ。

ぜひ参考にしてくださいね。

【取材】
メモリアルアートの大野屋

(ハピママ*/ 空人衣)

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