リニア試乗会、天井に映像投影 浮上走行グラフィックスで再現

リニア中央新幹線の天井に投影された映像=山梨県内

 JR東海は27日、山梨実験センター(山梨県都留市)で、リニア中央新幹線の一般向け試乗会を開いた。今回は走行時に初めて車内の天井に映像を投影した。車輪走行から浮上走行に移る様子をグラフィックスで再現し、車両の仕組みも解説した。

 この日は6回に分けて、抽選で選ばれた市民ら計約90人が参加した。映像では、リニア実験線の全長が山梨県笛吹市から同県上野原市の42.8kmにわたることや乗車行程、最高速度が時速500kmに達することなどを説明した。

 今回の映像は27日の試乗会向けに制作した。今後も活用するかどうかは未定という。

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