バサジィ大分 チームの元気印・青大祐がチームに勢いをもたらす 【大分県】

残り5試合となったFリーグは、いよいよ佳境に突入した。6勝3分8敗で7位のバサジィ大分は、シーズン終了後に上位6チームで争うファイナルシーズンに向けて負けられない試合が続く。チームの状態は間違いなく上がっており、ここから先は負け試合を勝ちに変えたり、苦しい試合を勝ち切るために、勢いをつける起爆剤が必要となる。その役割が担うのが今季、ボルクバレット北九州から加入した青大祐だ。

北九州時代は働きながらフットサルに取り組んできたが、競技に専念できる環境のある大分からオファーを受け、「人生は一度しかない。フットサルを突き詰めたい思いが爆発した」と契約に至った。加入当初は個の能力の高い大分のフットサルに気後れしたこともあったが、アグレッシブなプレーと明るい「陽キャラ」が前面に出たことで、バサジィの元気印となった。

調子が上向きの青大祐

左利きでスピードがあり、縦への突破を武器に、16試合に出場して5得点。「加入1年目からチームにフィットして活躍するのは難しいと思っていたが、すぐに戦力となった」と狩野新監督の信頼を勝ち得た。指揮官の求める強度の高い守備からボールを奪い、一気にゴールを目指す形は青の得意とするプレーだ。「残り5試合で5得点決めて、目標の2桁得点を達成したい」と鼻息は荒い。

試合直前にロッカールームの壁に体を何度もぶつけ、整列してからはその場ですごい勢いでジャンプをして気合いを注入するのが青のルーティンだ。「コンタクトプレーが多いので球際で負けないように士気を上げ、自分のリミッターを外す儀式」とのこと。前節のフウガドールすみだ戦では得意の形で得点を挙げ、調子を上げている。今節は古巣の北九州戦であり、気合十分。「これからの試合は全て勝つ。自分がヒーローになってチームを救いたいとの思いが強い。熱いプレーをして、チームの勢いをもたらすプレーをしたい」と言葉一つ一つに熱がこもる。起爆剤はすでに着火した。

残り5試合で5得点を決めると宣言した

(柚野真也)

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