カブスがパドレス・ソトのトレード獲得に興味か 米メディア報道

米メディア「670・ザ・スコア」のブルース・レバイン記者によると、今季惜しくもプレーオフ進出を逃したカブスはフアン・ソト(パドレス)のトレード獲得に興味を示しているようだ。ソトへの関心が報じられたのはヤンキースに続いて2チーム目。カブスは1年契約で加入して打率.307、26本塁打、97打点、20盗塁、OPS.881の好成績を残したコディ・ベリンジャーがオフにFAとなるため、ベリンジャーとの再契約に失敗した場合、その穴埋めとしてソトの獲得に動くとみられる。

今週25歳の誕生日を迎えたばかりのソトはメジャー6年目の今季、全162試合に出場して打率.275、35本塁打、109打点、12盗塁、OPS.929を記録。両リーグ最多の132四球を選び、出塁率はデビューから6年連続で4割を超えた。FA前のラストイヤーとなる来季は年俸が3300万ドル前後まで上昇することが予想されており、パドレスが今オフ5000万ドルものペイロール削減を目指すなかで、ソトのトレード放出に踏み切る可能性が取り沙汰されている。

レバイン記者によると、パドレスはカブスのクリストファー・モレルを高く評価しているようだ。24歳のユーティリティ・プレーヤーであるモレルはメジャー2年目の今季、107試合に出場して打率.247、26本塁打、70打点、6盗塁、OPS.821を記録。FAになるのは2028年シーズン終了後であり、保有期間はあと5年も残っている。多くの球団が関心を寄せるモレノに加え、カブスは外野手のプロスペクトを多く抱えているため、ソトを獲得するための交換要員には困らないだろう。

カブスがソトを獲得するうえでの懸念点となるのがポジションの問題だ。カブスは左翼にイアン・ハップ、右翼に鈴木誠也がおり、中堅にはトップ・プロスペクトのピート・クロウ=アームストロングが控えている。ソトを獲得した場合、ソトとハップのどちらかはDHがメインの起用となってしまう。クロウ=アームストロングをトレードの駒にしてポジションを空ける方法もあるが、ハップはここ2シーズンは左翼にほぼ固定されており、中堅をほとんど守っていない。中堅を守れないソトは必ずしもカブスにフィットする存在とは言えないのだ。

今季惜しくもプレーオフ進出を逃したカブス。2020年以来となるプレーオフ進出を成し遂げるために、このオフどんな動きを見せるか注目だ。

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