レジェンドの死を冒涜したシティファンの17歳少年を逮捕…チャールトン氏の死を讃えるチャントを歌う、クラブは入場禁止処分に

21日に86歳で逝去したサー・ボビー・チャールトン氏[写真:Getty Images]

21日に86歳で逝去したサー・ボビー・チャールトン氏の死を讃えるチャントを歌った男が逮捕された。イギリス『BBC』が伝えた。

マンチェスター・ユナイテッド、そしてイングランド代表で活躍したレジェンドであるチャールトン氏。サッカー史に残る悲劇でも知られる、“ミュンヘンの悲劇”の生存者でもあり、イングランドが唯一優勝した1966年のワールドカップ優勝に貢献していた。

21日に生涯を終えた中、プレミアリーグの開催日でもあったため、各スタジアムで追悼されるとともに、多くの監督や選手がメッセージを送っていた。

そんな中、ライバルクラブであるマンチェスター・シティの試合でファンが愚行。チャールトン氏の死を讃えるチャントが歌われたことが確認され、シティは遺憾の意を示していた。

グレーター・マンチェスター警察は映像分析などを進めて捜査を行った中、17歳の少年を逮捕。公共秩序違反の罪で起訴したとのことだ。

少年は「入場禁止」の処分を受ける条件付きで保釈されたが、11月にマンチェスターの治安裁判所に出廷することになるという。

さらに、14歳の少年もこのチャントに関連して自主的に事情聴取を受けているとのこと。こちらは示談で処理されることになるという。

シティも26日に、今回の件で2人の未成年者を全ての試合で入場禁止にしたと発表している。

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