本県オリジナルのナシ「にっこり」の重さを競う「にっこり大玉コンテスト」が27日、宇都宮市のJAビルで開かれ、最優秀大玉賞には栃木市岩舟町静和の井上俊輔（いのうえしゅんすけ）さん（37）、美穂（みお）さん（40）夫妻が出品した2104グラムのにっこりが選ばれた。
とちぎ農産物マーケティング協会の主催で、にっこりのブランド力向上や生産振興が目的。果実の重量と外観を総合的に判断し、順位を決定する。
2回目の今回は県内各地の生産者27人が出品。審査員はナシの重量を測定し、一つ一つ形を見て回った。評価点数を集計し、入賞10点を決定した。
井上さん夫妻のにっこりは昨年度も1875グラムで大賞を受賞し、2連覇となった。俊輔さんは「また大賞を取れてうれしい」、美穂さんは「今年は暑さと乾燥の影響で収量が減ったが、大きく、おいしくできた」と喜んだ。
入賞10点は11月5日、東京スカイツリータウン「ソラマチ」（東京都墨田区）内にある本県のアンテナショップ「とちまるショップ」で展示される。
