越谷レイクタウンに埼玉初、巨大デイサービスセンター誕生へ 11月1日オープン カラオケなどメニュー100種類で充実 毎日200人が活動できて埼玉最大規模

「介護を必要とする前から行きたくなるデイサービスを実現したい」と話す井橋興蔵社長(中央)ら施設スタッフ

 埼玉県越谷市大成町の越谷レイクタウンに県内初の大型デイサービスセンター「AIAI(アイアイ)レイクタウン」が11月1日に開業する。

 センターは大型ショッピングセンター「イオンレイクタウンmori」の北東側に隣接し、約4千平方メートルの敷地内に約1400平方メートルの床面積を持つ、2階建て鉄筋コンクリート造り。毎日200人が活動できる県内最大規模の施設となる。

 従来のデイサービス施設では機能訓練プログラムの曜日や時間帯が事前に決められており、利用者から「やりたくないことに無理やり参加させられた」「子ども扱いされた」といった不満の声が多いという。そこでセンターはカラオケや工芸、運動マシンやDIY(日曜大工)など約100種類のメニューを取りそろえ、本人の意志で自由に選択できる仕組みを構築。キッチンスタジオや屋外陸上トラック、シアタールームやゴルフシミュレーターなど本格設備を有している。“その道のプロ”として活躍した講師らが指導に当たるため、今までやりたいと思っていたことにも本格的に挑戦できる「自己実現型のプログラム」が特徴。

 運営会社のアイ・ケア(越谷市流通団地)の井橋興蔵社長は「デイサービスを能動的かつ活動的に利用していただくことで心身機能や生活環境を改善し高めることを目指していく。新たな出会いや楽しみが生まれる場所として地域に貢献したい」と述べた。

 問い合わせは、AIAIレイクタウン(電話048.988.7771)へ。

© 株式会社埼玉新聞社