申ジエが13試合ぶり予選落ち ランク1位陥落も

通算5オーバーで予選落ちを喫した(撮影/大澤進二)

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディス 2日目(28日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6650yd(パー72)◇晴れ(観衆5161人)

年間ポイントレースのメルセデスランキングでトップを走る申ジエ(韓国)がまさかの予選落ちを喫した。4月「フジサンケイレディス」以来、13試合ぶりに決勝に進めず「きょうは後半が良い感じに戻ったんですけど、戻ったのがちょっと遅かったですね」と振り返った。

この日はインスタートの10番でいきなりダブルボギーをたたいた。その後は11番でバーディを奪うなど3バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「72」でまとめたが、スコアは伸ばせずじまい。初日「77」の出遅れが響いて通算5オーバー61位。カットラインに3打届かなかった。

メルセデスランク2位の山下美夢有とはわずか20.82ポイント差、同3位の岩井明愛とは143.23ポイント差だが、山下は2日目を終えて2位、岩井は7位につけており、トップ陥落の可能性も十分にある。

「残り試合はまだありますし、逆に残り試合のために、今週はいろんなことをやった1週間だから。これから考えることもできるし、勉強になりました」と前を向いた。

今季は残り4戦だが、2週後「伊藤園レディス」は母国・韓国でのジュニア大会と重なるため欠場予定で、出場は3試合。2008年の国内ツアー本格参戦以降、追い求めてきた日本の年間女王へ修正を急ぐ。(埼玉県飯能市/玉木充)

<メルセデスランキング 3日間大会のポイント配分>
1位200pt 2位120pt 3位90pt 4位70pt 5位60pt 6位55pt 7位50pt 8位47pt 9位44pt 10位41pt

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