冨川さん父「芽生を忘れないで」 ソウル雑踏事故1年、根室で法要

 日本人2人を含む159人が亡くなった韓国・ソウルでの雑踏事故から1年となるのを前に、北海道根室市の寺院で28日、犠牲となった同市出身の留学生冨川芽生さん=当時(26)=の一周忌法要が営まれ、韓国からも友人2人が訪れた。父親の歩さん(61)は終了後、「いつまでも芽生を忘れないで」と参列者に呼びかけたと明らかにした。

 歩さんによると、法要には親族ら約20人が参列した。事故当時、芽生さんと一緒に現場にいたキム・ギヒョンさん(31)もソウルから足を運び、法要の後、「集まった人たちと気持ちを共有でき、心が少し楽になった」と話した。

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