主力2人の欠場が響いたか……チェルシー、攻め続けながらもブレントフォードに無得点で敗戦|プレミアリーグ

写真:ピノックの先制ゴールに加え、終了間際に1点を加えたブレントフォードが勝利

10月28日、プレミアリーグ第10節のチェルシー vs ブレントフォードの試合がスタンフォード・ブリッジで行われた。

チェルシーはエンソ・フェルナンデスとミハイロ・ムドリクが軽度の筋肉系トラブルによりメンバー外に。コール・パルマーがトップ下に入り、ノニ・マドゥエケが右サイドMFの位置でリーグ戦初先発を飾った。ブレントフォードは5-3-2の布陣でこの試合に挑んだ。

序盤は前からのプレスを仕掛けてくるブレントフォードに対し、チェルシーは4分、7分と迫力のあるカウンターで相手ゴールに迫る場面を作る。10分には同じくカウンターからマドゥエケが右サイドから切り込み左足でシュートを放つが、これはクロスバーを直撃する。

12分には相手陣内でのスピーディーなパスワークからコナー・キャラガーがミドルシュート。ここはブレントフォードのGKマルク・フレッケンが好セーブで逃れる。19分にはパルマーからの浮き球パスに飛び込んだマルク・ククレジャが右足で合わせたが、これもフレッケンがキャッチする。

その後もチェルシーが相手陣内でボールを保持して攻め込む展開が続くものの、ブレントフォードは強固な守備網を敷いて決定機を作らせず、スコアレスのまま前半終了を迎える。

後半も立ち上がりはチェルシーが攻め込んだものの、ブレントフォードも反撃。50分に右サイドの深い位置からクリストフェル・アイエルがクロスを入れ、後方から走り込んだヴィタリー・ヤネルトがダイレクトで合わせるが、これはGKロベルト・サンチェスが左手一本でブロックした。

そして58分、スローインの流れからブライアン・エンベウモが右サイドの深い位置を取ってクロスを入れると、逆サイドから走り込んだイーサン・ピノックが頭で合わせ、それまで守勢を強いられていたブレントフォードが先制に成功する。

ここからチェルシーが攻勢を強めていくが、ブレントフォードは守備への比重を高めて相手の攻撃をしのいでいく。チェルシーは81分にプレミアリーグデビュー戦となるデイヴィド・ワシントンを投入するなど前線の人数を増やして猛攻を仕掛けていく。90分にはブレントフォードのカウンターを受け、フリーでシュートを放たれたが、GKサンチェスが必死にブロックして望みをつなぐ。

しかし後半アディショナルタイム、サンチェスが攻め上がって迎えたCKからカウンターを受けると、サンチェスが慌てて戻ったものの届かず、エンベウモが無人のゴールに流し込んで万事休す。チェルシー戦を得意とするブレントフォードが見事な勝利を収めた。

次節、チェルシーはアウェーでトッテナムと、ブレントフォードはホームでウェストハムと対戦する。
 

◉試合結果

チェルシー 0-2 ブレントフォード

0-1 58分 イーサン・ピノック(ブレントフォード)
0-2 90+6分 ブライアン・エンベウモ(ブレントフォード)

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