なぜ?歴史的な低迷をしている「5つの名門チーム」

2023-24シーズンも開始してから数ヶ月。様々なリーグが行われているが、おおよそどのような勢力図が描かれるかが分かってきた。

今回はそのなかで「歴史的な低迷をしている5つの名門チーム」をご紹介する。

アヤックス

10/23時の成績:1勝2分け4敗

順位:17位

現在オランダ・エールディビジで歴史的な低迷を記録しているのがアヤックス。数年前にはチャンピオンズリーグでも上位に入り、マタイス・デ・リフトやフレンキー・デ・ヨングなど数多くの若手選手がビッグクラブへと羽ばたいていったクラブだ。

今シーズンはこれまで7試合を終えて1勝しか出来ておらず、フェイエノールトとのデ・クラシケルでは前半のうちに3失点してしまった。それによってサポーターが激しい暴動を起こし、試合が中止に。踏んだり蹴ったりの状況となっている。

リヨン

10/23時の成績:0勝3分け6敗

順位:18位

スケジュール緩和のため20チーム制から18チーム制に変わったフランスリーグ。そこでまだ今季唯一未勝利となっているのがリヨンだ。かつては信じられないほどの連覇を成し遂げて名門の一つに加わったクラブであるが、9試合で7ゴール18失点を喫している。

また、その一方で経営的には債務の返済を勧めている状況にあると言われており、9億ユーロを投じて新オーナーとなったアメリカ人実業家ジョン・テクスター氏は、スタジアムの一部や女子チームの売却を行っている。変革の時期を迎えているといえよう。

バーゼル

10/23時の成績:1勝2分け7敗

順位:12位

スイス・スーパーリーグの絶対王者として知られていたバーゼル。中田浩二や柿谷曜一朗が所属したことがあり、チャンピオンズリーグでも常連チームの一つだった。日本でも高い知名度を誇っている。

ただ2017年以降はヤングボーイズの後塵を拝することになり、昨季は2000年代に入って最悪となる5位で終了。これをきっかけにクラブの内部では大きな変化があったが、今季はさらにひどすぎるスタートになっている。12チーム中12位と降格の危機に。

セビージャ

10/23時の成績:2勝3分け4敗

順位:13位

リーガではビジャレアルも14位と低迷しているが、より驚くべきはセビージャの不調であろう。UEFAカップ&ヨーロッパリーグの盟主として数多くの優勝を果たしており、欧州において力を発揮してきたクラブがだ。

名ディレクターのモンチ氏の退任、ファンによるヴィニシウスへの人種差別的行為、パプ・ゴメスのドーピングによる長期の出場停止と難しい状況に対処することに苦しんでおり、先日はメンディリバル監督を解任。新たにディエゴ・アロンソ氏を指揮官に迎えている。

ボルドー

10/23時の成績:3勝3分け5敗

順位:2部15位

かつてはヨアン・グルキュフらを擁してリーグアンを制覇した名門ボルドー。先日行われたラグビーW杯で本拠地ヌヴォー・スタッド・ドゥ・ボルドー(通称マトミュータトランティク)が使われた。

ただサッカーという点ではこの数年経営難に見舞われており、昨季は最下位で2部降格、さらに財政問題によって3部への降格処分を受けた。控訴したことで2部残留を勝ち取ったとはいえ、結局今季も成績は伸びず下位に低迷している。

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