新監督を探すメッツ ブリュワーズ・カウンセル監督と面接実施へ

デービッド・スターンズが球団史上初の編成本部長に就任し、バック・ショウォルター監督を解任したメッツ。すでに新監督探しのプロセスを開始しているが、事情に詳しい関係者によると、メッツはブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督との面接を実施する見込みとなっているようだ。スターンズがブリュワーズ出身のため、以前からカウンセルのメッツ移籍の噂は絶えなかったが、面接実施予定者の名前が公に報じられるのは今回が初めてのことである。

ブリュワーズのフロントオフィスのリーダーとしてチームをプレーオフ常連チームに育て上げたスターンズ。そのスターンズが率いるメッツがカウンセルの招へいを狙っているのはごく自然なことと言える。スターンズは就任記者会見の際、カウンセルを含め、具体的な新監督候補の名前に言及することを避けたが、カウンセルが候補者リストの上位にいることは間違いないだろう。

ただし、カウンセルが本当にブリュワーズを離れるかどうかは不透明だ。1つ目の理由はミルウォーキーの高校に通っていたカウンセルにとって、ブリュワーズは地元球団であり、快適な環境に身を置いていること。2つ目の理由はブリュワーズ側がカウンセルとの契約更新を熱望していること。ブリュワーズのマーク・アタナシオ・オーナーはカウンセルの引き留めに意欲を見せており、マット・アーノルドGMも「我々のトップ・チョイスだ」と語っている。ブリュワーズがカウンセルに適切な条件で新契約をオファーすれば、カウンセルがブリュワーズを離れる理由はないと言える。

メッツはレンジャーズの助監督を務めるウィル・ベナブルにもオファーを出したことが報じられているが、「ニューヨーク・ポスト」によると、ベナブルはそれを拒否してレンジャーズに残留することを選択。なお、スターンズは「広い視野を持って」新監督探しを進めていく方針を明らかにしている。

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