世界遺産の合掌造り集落を包み込む幻想的な“水のカーテン” かやぶき屋根を延焼から守る一斉放水訓練 

世界遺産に登録されている岐阜県白川村、白川郷の「合掌造り集落」で10月29日、一斉放水訓練が行なわれ、水のカーテンが集落一帯を包み込みました。

29日、午前8時のサイレンを合図に、集落に備え付けられた放水銃のバルブが開かれ放水訓練が始まりました。

集落には朝早くから多くのアマチュアカメラマンや観光客らが訪れ、放水銃から吹き上がった高さ20メートルにおよぶ水のアーチが合掌造りの集落に降り注がれ、まるで水のカーテンのようにも見える幻想的な風景を撮影していました。

世界遺産の合掌造り集落で知られる白川村荻町(おぎまち)では、燃えやすい「かやぶき屋根」の建物で火災が起こったときに延焼を防ぐため、60基ほどの消防用放水銃を設置しています。

毎年、火を多く使い始めるこの時期に放水銃の点検と訓練を兼ねて一斉放水訓練をしています。

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