盛岡四、不来方が金賞 全日本合唱コンクール

㊤Aグループで金賞を受賞した盛岡四音楽部。仲間の思いを胸に演奏に臨んだ=28日、高松市・レクザムホール ㊦Bグループで金賞に輝いた不来方音楽部。新体制で伝統の歌声をつないだ

 【高松市で報道部・加藤菜瑠】第76回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟など主催)は28日、高松市のレクザムホールで高校部門を行い、Aグループ(6~32人)の盛岡四音楽部(高井理史(りひと)部長、部員26人)とBグループ(33人以上)の不来方音楽部(中戸鎖(なかとくさり)寿奈(じゅな)部長、部員46人)はともに金賞(全11団体)に輝いた。最高賞の文部科学大臣賞にはAグループが清泉女学院(神奈川県)、Bグループは松山女子(埼玉県)が選ばれた。29日は中学校部門を行い、県勢は盛岡・仙北合唱部が出場する。

 盛岡四音楽部は、Aグループ(出場16団体)で5大会連続の金賞をつかんだ。女声での出場。全国大会出場をともに目指してきた男子部員の思いも胸に、心へ迫る演奏を奏でた。

 Bグループ(出場14団体)の不来方音楽部は、30年余り指導してきた村松玲子さんから顧問が代わり、新体制となって初めての全国舞台に立った。伝統を継承する生徒の歌声は聴衆の心を震わせ、15大会連続の金賞と歴史を紡いだ。

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