作新、7年ぶり6度目の優勝 山梨学院を13-4で下す 秋季関東高校野球

7年ぶりに秋の関東王者となり、笑顔で応援席に駆け出す作新ナイン=29日午後0時30分、県営球場

 来春のセンバツ甲子園につながる第76回秋季関東地区高校野球大会最終日は29日、県営球場で決勝が行われ、本県1位の作新学院は28安打の猛攻で前回王者の山梨学院(山梨1位)を13-4で破り、7年ぶり6度目の頂点に立った。

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 作新学院は初回に小川亜怜(おがわあれん)の中前適時打で先制すると、1-1で迎えた三回は広田瑠稀哉(ひろたるきや)の中前適時打で勝ち越し。1点リードの七回は先頭の2番斎藤健之介(さいとうけんのすけ)から8番根本一冴(ねもといっさ)まで怒涛(どとう)の7連打などで一挙6点を奪って突き放した。

 先発の小池柊聖(こいけとうま)は4回1失点と好投。五回以降は斎藤奨真(さいとうしょうま)、石毛虹晴(いしげこうせい)とつないで山梨学院の反撃をかわした。

 センバツ出場校の選考委員会は来年1月26日に開かれ、関東・東京地区からは今大会の成績などを基に6校が選ばれる見通し。関東大会を制した作新学院の出場は確実とみられ、11月に東京・神宮球場で行われる第54回明治神宮野球大会に関東地区代表として出場することも決まった。

7年ぶり6度目の優勝を飾り、笑顔で応援席にあいさつに向かう作新学院ナイン=29日午後0時30分、県営球場

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