アトレティコ・マドリード、来夏のラウタロ獲得に向けアタッカー2人を売却か

写真:アトレティコ・マドリードがラウタロ獲得に向けて人員整理に乗り出す?

アトレティコ・マドリードが、インテルに所属するアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスの獲得に向けた資金調達プランを練っているという。スペインのウェブメディア『ELGOLdigital.com』が報じている。

アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督は長年にわたって信頼のおけるゴールスコアラーを探しており、シメオネ監督の同胞でもあるラウタロ・マルティネスは一定数の得点数を保証してくれる存在であるため、来夏のターゲットとして照準を定めている。

ただ、今シーズンのセリエAで11ゴールを挙げて得点ランキングのトップを独走するなど高い能力を発揮しており、獲得に向けてはそれ相応の資金が必要になる。アトレティコ・マドリードとしては、現有戦力を売却してラウタロ・マルティネスの獲得資金を調達する必要がある。そこでアトレティコ・マドリードは、2選手の売却を準備しているという。

1人目はスペイン代表FWアルバロ・モラタだ。今シーズンのラ・リーガではここまで8試合に出場して5ゴールと、昨シーズン以前よりもパフォーマンスに向上が見られ、チーム内でも重要な役割を果たしている。ただしラウタロ・マルティネスが加入した場合はチーム内での序列が下がる可能性が高い。それでも、今シーズンこれまでの活躍が今後も続けば、それなりの移籍金が見込めるようになるだろう。

もう1人は、現在ローン移籍先のバルセロナでプレーしているポルトガル代表FWジョアン・フェリックス。彼は「憧れのクラブ」と公言していたバルセロナに移籍すると瞬く間に順応し、ラ・リーガでここまで8試合に出場して1ゴール3アシストの活躍を見せている。

財政面に難があるバルセロナが今シーズン終了後、ジョアン・フェリックスの保有権を買い取るかどうかは不透明だが、現在の活躍を受けて他のクラブが獲得に関心を示す可能性があり、またジョアン・フェリックス自身も次のステップに進む可能性がある。

この2人を売却することができれば、アトレティコ・マドリードはラウタロ・マルティネスの獲得資金の一部を調達できるだろう。

© 株式会社SPOTV JAPAN