スーパーフォーミュラ第9戦鈴鹿で日向坂46の富田鈴花さんが国歌独唱の大役を果たす

 10月29日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦の決勝レースに先立ち、アイドルグループ『日向坂46』の富田鈴花さんが国歌独唱を行い、大役を果たした富田さんには大きな拍手が送られた。

 富田さんは2022年からBSフジで放送された『GO ON! NEXT〜サーキットで会いましょう〜』に出演し、スーパーフォーミュラ、そしてモータースポーツに携わるようになると、2023年からABEMAの新番組『サーキットで会いましょう』の番組MC、そして『スーパーフォーミュラ広報大使』という役割を担い、自らスーパーフォーミュラの勉強を行うなど活躍してきた。

 そんな富田さんにとっても“大役”となったのが今回の第9戦での国歌独唱。事前に「今もまだ本当なのか、夢みたいで実感がないです!」とコメントを残していた富田さんは、第9戦の決勝レーススタート15分前に、ストレート上で国歌独唱に臨んだ。

 参戦ドライバーたち、JRP上野禎久社長、近藤真彦会長、トヨタ自動車豊田章男会長、HRC渡辺康治社長ら蒼々たる面々が並び、2万5,500人の観衆が見守るなか、スーパーフォーミュラ広報大使としてふだんサーキットで着用しているオリジナルデザインのレーシングスーツとは異なり、ふだんのアイドルとしての装いで君が代を歌い上げると、ホッとしたような笑顔をみせ一礼。近藤会長から声をかけられると、緊張がほぐれたのか涙をみせた。

 その歌声には、ABEMAで解説を務めた佐藤琢磨、中山雄一も「鳥肌が立ちました」と称賛。モータースポーツ好きの母が鈴鹿サーキットにちなみ『鈴花』という名がつけられたという富田さんが、自らの名の由来となったサーキットで大役を果たした姿に多くのファンから拍手が送られていた。

2023スーパーフォーミュラ第9戦鈴鹿 決勝レースを前に国歌独唱の大役を果たした日向坂46の富田鈴花さん

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