開始4分で退場のキミッヒ、「完璧にはいかなかった」対応を後悔 「ファウルをしてはいけない、と」

ダルムシュタット戦では早々に退場となったキミッヒ[写真:Getty Images]

ドイツ代表MFジョシュア・キミッヒが退場について語った。ドイツ『ビルト』が伝えた。

28日、ブンデスリーガ第9節のダルムシュタット戦に臨んだバイエルン。守護神マヌエル・ノイアーが約1年ぶりに戦線復帰を果たし、FWハリー・ケインがハットトリックを達成、計8ゴールで大勝するなど喜ばしいニュースが多い試合となったが、開始4分にキミッヒが一発退場するというアクシデントもあった。

最終ラインに落ちながらノイアーからのパスを受けたキミッヒは、後方からMFマービン・メーレムにボールを奪われ、たまらず手で引っ張ってストップ。決定機を阻止したことによりレッドカードを提示される運びとなった。

キミッヒはこのファウルの状況を事細かく説明。ファウルに繋がらないよう意識したというが、メーレムの方が一枚上手だったようだ。

「相手のストライカーに読まれていたから、(DFキム・)ミンジェにボールを渡す勇気はなかった。そして彼は僕との接触も予測していた。僕は彼を素早く引っ張り、彼が倒れたときにはもう触れていなかったと思う。僕に責任はあるけど、彼が倒れたのは僕のせいではない。彼は走りながら倒れたんだ」

「ボールを失った時、『ファウルをしてはいけない、さもなければレッドカードだ』とすでに頭の中では考えていた。彼を少しだけ抑えて、それから離れようとした。完璧にはいかなかったけど…」

この退場により、キミッヒは11月4日の第10節ドルトムント戦を欠場することに。手を骨折し、手術を行ったMFレオン・ゴレツカやMFコンラート・ライマーが自身の代役をこなすことになると述べた。

「退場はとても愚かだった。(次節の)ドルトムント戦を欠場することになり本当に腹立たしい」

「もしかしたらレオンが戻ってくるかもしれない、それは重要なことだ」

「コンラート・ライマーは良い試合をした、彼にはその役割ができる。だから僕たちは彼を獲得したんだ。彼は良い選手だからね」

なお、ゴレツカは28日に手術後初めてランニングトレーニングをこなしたとのこと。ドルトムント戦に出場できるかどうかは時間との勝負であり、手を負傷したままプレーするリスクを犯すかどうかも考慮する必要があるようだ。

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