レバノン南部国連軍に砲弾 兵士1人負傷

 【エルサレム共同】国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は29日、イスラエル国境付近のレバノン南部の拠点2カ所に28日に砲弾が着弾し、軍兵士1人が軽傷を負ったとX(旧ツイッター)で明らかにした。国境付近ではイスラエル軍とレバノンの民兵組織ヒズボラの交戦が続いている。

 UNIFILは、国連平和維持軍への攻撃は国際法違反だとし、調査を始めたと表明した。UNIFILは1978年からイスラエル国境に近いレバノン南部に駐留、1万人近くが展開している。

 ヒズボラは、イスラエル軍と戦闘中のパレスチナのイスラム組織ハマスと協力関係にある。

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