【インド】政府、タマネギの最低輸出価格を設定[農水]

インドの消費者問題・食料・公的供給省は28日、29日~12月31日までの間、タマネギの最低輸出価格(MEP)をFOB(本船渡し)ベースで1トン当たり800米ドル(約12万円)にすると発表した。1キロ当たり67ルピー(約120円)に相当する。輸出量を抑制し、国内供給の安定化を図ることが狙い。

同省はまた、確保済みのタマネギ50万トンに加え、20万トンを政府が追加調達すると明らかにした。全国生協連合会(NCCF)と全国農業協同組合マーケティング連盟(NAFED)を通じて安く販売し、市場価格の下落を誘導するとみられる。

政府調達のタマネギ販売は8月の第2週に始まり、現在も国内全土で継続中。1キロ当たり25ルピーで消費者に届いており、17万トンをすでに販売した。

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