●3コース、全国430人
第19回氷見キトキトウオーキング(富山県ウオーキング協会主催、富山新聞社特別協力)は29日、氷見市内を巡る3コースで行われた。今回は同市出身の漫画家・藤子不二雄Ⓐさん(元富山新聞記者)の作品キャラクターに出会える「まんがロード」巡りが充実。海岸線の絶景も眺めて歩き、全国24都道府県から訪れた愛好者約430人が氷見の魅力を満喫した。
県内唯一の日本ウオーキング協会公認大会。参加者は12キロの「氷見海岸とまんがロード」、6キロの「まんがロード満喫コース」、3キロの「ゆったりファミリーコース」で氷見巡りを楽しんだ。
今回は、まんがロードの魅力にじっくり浸れるようコースを変更。6キロコースでは、JR氷見駅前の怪物くんストリートや、昨年登場した「パラソルヘンべえ」「ウルトラB」「ビリ犬(けん)」のモニュメント前を通過し、親子らがかわいいキャラに顔をほころばせた。
参加者はまちなかの至る所でキャラを見つけては記念撮影を楽しんだ。今年登場した「黒ベエ」のフォトスポットや、比美乃江公園の「忍者ハットリくん」のキャラクターを描いた大型フォトフレームで写真に納まり、まんがのまちの思い出を持ち帰った。
12キロコースでは、海岸線を眺めながら歩き、美しい海景色を堪能。真言宗上日寺(朝日本町)では、樹齢約千年の大イチョウに生命力を感じ取り、朝日山公園見晴らしの丘では、氷見の市街地と海を一望した。初めて参加したという岐阜県大垣市の田中雄一さん(51)は「景色が最高で、地元の参加者もとってもフレンドリー。氷見は期待以上でした」と声を弾ませた。
開会式では、林正之市長、実行委員長の佐々木玲子富山新聞社高岡支社長があいさつした。