特大の「4世」、芝生の上で日光浴…加須で「ジャンボこいのぼり」の虫干し、補修 小学生らが色付けも

ジャンボこいのぼりの目の辺りを色付けで補修する子どもたち=埼玉県加須市水深の加須はなさき公園芝生広場

 埼玉県加須市のシンボル、全長100メートルの「ジャンボこいのぼり」の4世が29日、同市水深の加須はなさき公園芝生広場で“日光浴”をした。20年以上続く虫干し作業で、秋の恒例行事。子ども大学の小学生たちが目の周囲を中心に色付けの補修を行った。

 4世は全長100メートル、重さ約330キロで、2014年に誕生した現在の主役。素材はポリエステル。目玉の大きさは直径10メートルもある。今年5月3日の市民平和祭では、大型クレーンで3度揚げて、見事な遊泳を披露した。

 虫干しには、ジャンボこいのぼりの制作の中心を担った加須青年会議所と、市職員の総勢約40人が参加。ほかに今回、子ども大学の小学生36人も参加した。

 午前9時40分ごろから芝生広場に広げた。傷み具合の点検をしたところ、5個の穴が見つかり補修した。天候が不安定なことから、例年より2時間ほど早く、午後0時半ごろには畳んだ。

 周辺ではこの日、加須グルメフェスティバルが開かれ、にぎわいを見せた。併せて、ジャンボこいのぼりの虫干し見学会も行われ、家族連れなどが、桁外れの大きさに驚いていた。

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