長崎県時津町長選 山上氏初当選 12年ぶりトップ交代

初当選を果たし、万歳する山上広信氏(中央)=29日午後9時59分、時津町久留里郷の選挙事務所

 任期満了に伴う長崎県西彼時津町長選は29日投開票され、前町議会議長の山上広信氏(62)=国民推薦=が、前町議の山脇博氏(61)、元兵庫県議の小西彦治氏(51)を破り、無所属新人の三つどもえを制した。
 選挙戦は2007年以来16年ぶり。現職が4選不出馬を表明し、12年ぶりのトップ交代となった。
 山上氏は現町政の継続路線を示しつつ、人口減少対策として土地利用の規制緩和などに取り組み「さらに住みよい街に」と主張。草の根的な町民の支援を基に、連合長崎などの推薦も得て票を集めた。山脇氏は「町民のための町長を目指す」、小西氏は「時津を町から市に変える」などと訴えたが届かなかった。
 当日有権者数は2万3583人(男1万977、女1万2606)。投票率は48.61%(男47.47、女49.60)だった=町選管調べ=。

© 株式会社長崎新聞社