紅葉の山寺、闇に浮かぶ 山形・ライトアップ

ライトアップされ、紅葉とともに幻想的に浮かび上がった五大堂(左)と開山堂=山形市山寺

 山形市山寺の宝珠山立石寺で29日、秋の「宝珠山ライトアップ」が始まった。周囲に広がる紅葉と二つのお堂が闇夜に浮かび、幻想的な雰囲気を演出している。  見頃を迎えた紅葉シーズンに合わせ、山寺観光協会(会長・清原正田立石寺貫主)が企画した。山腹にある五大堂と開山堂が月明かりのような落ち着いた光で照らされ、赤やオレンジ、緑のグラデーションを織りなしている。  ライトアップは来月5日まで、各日午後5~9時に点灯される。同時間帯の入山はできない。同協会の担当者は「山寺ならではの景色を堪能してほしい」と話している。

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