九州高校野球 長崎の海星も1回戦敗退 明豊に7-8

【1回戦、明豊―海星】9回逆転負けを喫してベンチに引き上げる田中(右端)、陣内(右から2人目)ら海星の選手たち=福岡県小郡市野球場

 第153回九州地区高校野球大会第2日は29日、福岡県小郡市野球場などで1回戦4試合が行われ、長崎第2代表の海星は明豊(大分)に7-8で九回逆転負けした。
 海星は0-1の三回、先頭村田の右越え二塁打を足掛かりに同点。再びリードを許した1-4の五回、田中と月輪の連打から池田の左中間2点三塁打などで追いつくと、4-6の六回は田中の左越え2ランで三たび試合を振り出しに戻した。八回に陣内の左翼ポール際へのソロで勝ち越して九回を迎えたが、1死満塁から押し出し四球と右犠飛でひっくり返された。
 このほか、唐津商(佐賀)が興南(沖縄)を1-0で下して明豊との準々決勝へ進み、東海大福岡は九州学院(熊本)に延長十回タイブレーク10-8で打ち勝った。延岡学園(宮崎)はれいめい(鹿児島)を4-1で退け、8強が出そろった。
 28日に敗退した長崎日大を含め、秋の九州大会で県勢がそろって初戦敗退するのは7年ぶり。準々決勝進出校のうち、神村学園(鹿児島)は川下晃汰(北諫早中出身)、東海大福岡は井上和翔(長与二中出身)がそれぞれ主将を務める。
 30日は休養日。第3日は31日、同球場などで準々決勝4試合を実施する。

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