男子は羽黒、女子は山形中央がV 全国高校バスケ県予選

〈男子決勝・羽黒―山形中央〉第1クオーター、ゴール下に切り込む羽黒の小川瑛次郎=村山市民体育館

 バスケットボールの全国高校選手権(ウインターカップ)の県予選を兼ねた県高校選手権は最終日の29日、村山市民体育館で男女の決勝を行い、男子は羽黒が山形中央を88―69で破り6連覇、女子は山形中央が酒田南に98―53で勝利し、5年連続で制した。優勝は羽黒が7度目、山中央が5度目。

 男子の羽黒は第1クオーター(Q)、相手の3点シュートなどでリードされる展開に。第2Qには一時12点差まで引き離されたが、小川瑛次郎を中心に内外から得点を重ね、39―44で折り返した。後半、走力を生かした攻撃で流れを引き寄せて逆転した。

 女子の山中央は第1Qに米村藍を中心とした攻撃で31得点を挙げて勢いに乗った。ドライブで相手を引きつけ空間を生み出す下井陽和の動きも効果的だった。後半も内外からのシュートがさえ、要所でリバウンドも奪い、優位に試合を運んだ。

 両校は12月23日に東京都内で開幕する全国大会に出場する。

〈女子決勝・山形中央―酒田南〉第3クオーター、相手と競り合いながらシュートを放つ山中央の米村藍(右)

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