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長崎市古賀町の古賀八幡神社で29日、秋の大祭「古賀くんち」があり、地域の団体による民踊や市立古賀小児童による奉納相撲があった。
同神社は1626年に創建され、約400年の歴史がある。くんちは五穀豊穣(ほうじょう)や地域住民の安心安全を祈り続けてきた大切な行事。地元自治会などでつくる実行委が主催している。奉納は4年ぶりとあって大勢が詰めかけた。
境内には土俵があり、祭りの目玉は児童の奉納相撲。取り組みを前に自治会有志の愛好会が「町の誇りのラカンマキ」「名物は古賀人形」などと地元の風物を歌詞に盛り込んだ相撲甚句を披露した。
子ども力士36人は自分で考えたしこ名で呼び出されると、手のひらいっぱいにつかんだ清めの塩をまいて気合十分。低学年のかわいい所作や高学年の粘り強い名勝負に、大きな歓声が響いた。
初土俵で黒星を喫した「熊実」こと同校1年の城尾実潤さん(7)は「来年は絶対勝ちたいから、お兄ちゃんと練習する」と雪辱を誓った。古賀町の松本富久子さん(86)は「孫の応援につい熱がこもって、手が痛くなるほど。みんなかわいかった」と話した。