200人超 行列練り歩く 平戸くんち・御神幸祭

みこしにさい銭を供えたり、手を合わせたりする市民=平戸市宮の町

 平戸の秋を彩る平戸くんちの御神幸祭が25日、長崎県平戸市岩の上町の市役所周辺であり、総勢200人超の行列が練り歩いた。
 平戸くんちは亀岡神社の秋の例大祭(27日まで)。同神社は平戸城内と城下町にあった計4社を合祀(ごうし)し平戸城二の丸跡に建立され、平戸藩主松浦家とゆかりがある。
 神職や武者姿の氏子らと3体のみこしが、3時間以上かけてお旅所と同神社を往復。沿道で行列を見守った市民は、みこしにさい銭を供えたり、手を合わせたりした。
 社会科見学で訪れた市立志々伎小3年、小﨑嗣寿君(9)は「(地元の伝統芸能)ジャンガラより行列の人数が多いし、(神職が乗った)馬もいて迫力があった」と話した。
 26日は、同神社で国指定重要無形民俗文化財「平戸神楽」全24番を年に1度だけ奉納する「大々(だいだい)神楽」がある。

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