土みたいだけど、食べられる!? 鹿沼で「腐葉土」チョコレート商品化

商品化された左から「腐葉土」「赤玉土」「鹿沼土」

 黒田養蜂園(栃木県鹿沼市村井町)グループで就労支援施設を運営する8(エイト、鹿沼市村井町、黒田和宏(くろだかずひろ)社長)は、鹿沼名産の培養土をイメージした菓子「腐葉土」を商品化した。既に販売している「鹿沼土」「赤玉土」と合わせ、「鹿沼土みたいな食べられるお菓子シリーズ」として打ち出す。

 鹿沼土を素材にして鹿沼市をPRしようと、園芸用培土製造卸シダラ(鹿沼市幸町1丁目)の設楽光江(しだらみつえ)社長と同業の刀川平和農園(鹿沼市緑町3丁目)の刀川貴美子(たちかわきみこ)社長が2019年、土をイメージした菓子づくりに着手。鹿沼商工会議所の支援を受け商品化した。

 エイトは2人の監修を受け、よりスイーツ感を高めた菓子にしようと、クッキーをベースに、アーモンドやきな粉などで作った菓子「鹿沼土」を21年に、クルミや黒糖を使った「赤玉土」を22年に発売した。

 今回の「腐葉土」は落ち葉の質感を出すため、チョコレートに鹿沼産のニラや小松菜を入れたほか、クレープ生地を砕いたフィアンティーヌをのせた。85グラム入り、価格は500円。黒田養蜂園、鹿沼市花木センターなどで今月〜翌年5月中旬に販売する。

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