新入幕の北の若「時間かかった」 19年春場所に初土俵

大相撲九州場所で新入幕となり、取材に応じる北の若=30日、福岡市の八角部屋宿舎

 22歳の北の若は2019年春場所の初土俵から、約4年半かけて新入幕を果たした。福岡市南区の八角部屋宿舎で30日に記者会見した有望株は「ファンにも言われることが多いが、少し時間がかかった。とりあえずは勝ち越しを目指す」と意気込みを語った。

 山形県出身で、強豪の埼玉栄高時代に高校横綱に輝いた。191センチ、151キロと恵まれた体格を誇りながら、なかなか殻を破れなかった。鋭く前に出る相撲に磨きをかけ「迷わずに自信をもてるようになってきた」と手応えを口にした。

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