世界の人たちとハロウィンを楽しもう 10カ国の文化、料理堪能 鹿沼で交流フェスにぎわう

ステージでブラジルのカポエイラなどが披露されたかぬまワールドフェスティバル

 【鹿沼】市国際交流協会主催の「第28回かぬまワールドフェスティバル」が29日、睦町の市文化活動交流館芝生広場で開かれ、来場者は国際色豊かなステージやさまざまな国の名物料理に触れ、多文化交流を楽しんだ。

 今回のテーマは「世界の人たちとハロウィンを楽しもう」。会場には黒やオレンジ色の装飾が施され、仮装をした子どもたちにはお菓子がプレゼントされた。ステージでは日本の空手演舞、インドやフィリピンのダンス、ブラジルのカポエイラ、中国の二胡演奏などが披露され、華やかな雰囲気に包まれた。

 またアジアや南米を中心に10カ国、20のブースも設けられ、各国の文化の紹介や名物料理の販売も行われた。ペルーの牛ハツの串焼き「アンティクーチョ」やベネズエラのトウモロコシ粉を使ったミートパイ「エンパナーダ」など、なじみの薄い料理も提供され、来場者は興味深そうに出店者に質問しながら舌鼓を打っていた。

 家族で訪れた幸町、会社員辻和樹(つじかずき)さん(38)はタイカレーを頬張りながら「普段触れることが少ない他国の文化や食べ物を楽しめて面白かった」と笑顔で話した。

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