カウンセルのガーディアンズ監督就任は「望み薄」 地元紙が伝える

今オフの監督人事で最も注目されているがブリュワーズとの契約が満了するクレイグ・カウンセルの動向だ。ブリュワーズは契約更新を熱望しているが、すでにガーディアンズとメッツが面接の許可を得たことが報じられており、複数のチームによる争奪戦となることは間違いない。ガーディアンズの地元紙「プレイン・ディーラー」のテリー・プルート記者は「ブリュワーズ残留の可能性が高い」と予想し、カウンセルがガーディアンズの監督に就任する可能性は低いと考えているようだ。

ガーディアンズは今季まで11シーズンにわたってテリー・フランコーナが監督を務めた。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、フランコーナは今季メジャーで最も年俸が高かった監督であり、年俸450万ドルでガーディアンズと契約していたという。一方、ブリュワーズのカウンセル監督は年俸350万ドルと言われている。プルート記者は「ガーディアンズはフランコーナと同じ規模の契約をカウンセルに与えるべきだ」と主張している。

しかし、カウンセルがガーディアンズの監督に就任する可能性は極めて低いとみられる。そもそもブリュワーズはカウンセルにとって地元球団であり、ブリュワーズが適切な条件のオファーを提示した場合、カウンセルがわざわざブリュワーズを離れる理由はない。もしカウンセルがブリュワーズからのオファーに満足しなかった場合でも、ガーディアンズがメッツとのマネーゲームに勝つのは難しいだろう。メッツにはブリュワーズ時代にカウンセルと一緒に仕事をしたデービッド・スターンズ編成本部長の存在というアドバンテージもある。

なお、カウンセル以外には、昨季限りで現役を引退し、今季はマリナーズでブルペンコーチを務めたスティーブン・ボートの名前がガーディアンズの新監督候補に浮上している。プルート記者は「ボートは魅力的な人柄で、天性のリーダーシップがあり、ゲーム全体を捕手の視点で俯瞰的に見ることができる」とボートの監督適性について伝えている。

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