海田町強盗致死事件 被告の女に求刑 広島地裁

安芸郡海田町で、男性が暴行され死亡した事件で、被告の女に検察は懲役2年8か月を求刑しました。

強盗の罪で起訴されているのは、東広島市の無職・藤本裕子被告です。

起訴状によると、藤本被告は去年6月、投資資金を回収するため、他の6人と共謀し、海田町の事務所で暴行を受け抵抗出来ない状態の男性から現金11万円を奪った罪です。

30日の裁判で、検察側は「男性が抵抗できない状態と認識した上で事務所を物色した」と指摘しました。

一方で、「積極的に捜査に協力した」として懲役2年8か月を求刑。

弁護側は「男性が現金を隠し持っていないか確認する行為はしたが、強取していない」などと無罪を主張しました。

【2023年10月30日放送】

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